『空気』ってなに?
普段、我々は身近であまり意識しないけれどなくてはならないものをたとえて『空気』と呼ぶように、『空気』を意識することはあまりありません。しかし、『空気』がなければ人間をはじめとする全ての動物は死んでしまいます。
『空気』は、天体の表面を覆うように取り巻いている大気の地表に近い部分を指す、無色透明な混合気体のことを言います。地球の大気は地上1,000kmまで存在するといわれていますが、地上約8km~約17kmまでの対流圏と、オゾン層の存在する成層圏(対流圏の外側、地上50km程度まで)の部分を構成する気体を『空気』と呼んでいます。
この『空気』を、我々人間は1日20kg程摂取していると言われています。成人男性の1日の水摂取量が2.5L(=2.5kg)程度とされていますから、水の8倍程の空気を体内に取り入れていることになります。
組成
『空気』は、前述の対流圏、成層圏の中では上空に行くほど密度や圧力は下がります(いわゆる空気が薄くなる状態です)が、成分はほとんど変わらないことが分かっています。体積%では窒素約78.1%、酸素約20.9%、アルゴン0.9%、二酸化炭素0.03%の他、ネオン、ヘリウムなどを微量含んでいます。
空気の役割
成層圏のオゾン層と共に、地表とそこに生存する人や動植物を保護しています。
太陽の熱や光を吸収したり、いん石やチリなど宇宙からの落下物の影響を緩和したり、地球上の生物の生存に大きな役割を果たしています。
空気のない月では、日の当たるところは100℃を超え、逆に日の当たらないところは −200℃にもなります。つまりその温度差は300℃以上。一方、地球上ではもっとも温度差のある砂漠でもせいぜい40℃です。これは空気が寒暖の差を少なくしてくれていることが原因です。

